夏と休みと特訓と……

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「まあ、涼恭なら一瞬で悩殺出来るだろうな。たぶんまた完全に固まるぜ?」 「あの状態の時って何考えてるんだろうね」 「……~~~~!」 深矢の言葉に霞弥はそう応じ、飛鳥は胸辺りを両腕で押さえながら、頬をこれでもかと言うほどに真っ赤に染めた。 飛鳥が落ち着いたところで深矢が切り出す。 「んじゃ、メインイベントの打ち上げ花火まで適当にぶらぶらっと回るか」 「さんせーい」 「構わない」 ということで三人は出店を回ることになった。 「まずは綿飴だね。深矢くんの奢りで」 「やっぱりか……」
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