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「叶、心当たりでもあるのか?
私としては平均一発で七個以上も景品をかっ攫っていくヤツは一度見てみたいのだが……」
「心当たりとか見てみたいも何も、それやったのはたぶん深矢だよ。いや、絶対に深矢だ」
「あの馬鹿っぽそうなヤツがか……!?」
叶の言葉に紗耶香は驚きを隠せないでいる。
当たり前だ。なぜならば、話の主役が深矢だからである。
「だが、深矢の武器は鎚と聞いたぞ?ここまでのことが出来るのならば、すでに凄腕のスナイパーとして名を馳せているはず……」
「いや、これが射的っていうゲームだからだよ」
これには紗耶香も店主も首を傾げた。
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