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「深矢には全くと言っていいほど射撃のセンスがない。狙った場所から百八十度ぐらいブレるくらいにね」
叶は断言が如くはっきり言う。
「真逆に飛んでるな。その弾は。自分に当たるぞ」
「深矢は一回自分が撃った魔力弾が当たって半日意識不明だったことがあるんだよ」
これにはもう紗耶香も微妙な顔をするしかなかった。
とりあえずわかったことは今のところ、深矢は壊滅的に射撃のセンスがないということだけである。
「けどね、深矢はゲームという要素が少しでも加わると怖くなるほどにあらゆるもので強くなる」
紗耶香と射的の店主は呆れた様子で叶を見ていた。
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