夏と休みと特訓と……

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「火弓・狐火」 氷の刃は横から飛来した炎の矢に溶かされ消滅した。さらに数本の炎の矢か仮面の男目がけ放たれる。 それを仮面の男は冷気を纏わした氷刀で払った。 「そういえばお前達も会場内にいたんだったな」 「誰だか知んねぇけど、叶はやらせねぇぞ!!」 後方からツヴァイハンマーを構えた深矢が現れた。すでに当たる瞬間。 だが── 「がぁっ──」 仮面の男の身体から何かが発せられ深矢の動きが止まる。仮面の男は深矢を薙ぎ払う。 刃は立ててあったが寸でのところで深矢は持ち柄を盾にしてどうにか防いだ。
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