夏と休みと特訓と……

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「紫電・雷甲(シデン・ライコウ)」 纏っていたのは雷そのもの。身体中を雷が走り回り、仮面の男の身体は薄く白い光を放っていた。 仮面の男は狙っていたのだろう。深矢の吹き飛ばされた先は叶と紗耶香の横だった。 「深矢っ、大丈夫!?」 「ああ、なんとかな。痛……」 深矢はツヴァイハンマーを杖代わりにして立ち上がる。 「常闇の氷城」 叶達を全方位から氷の刃が襲う。 「させないっ!!」 鎖があちこちの出店の影から飛び出し、叶達三人を厚く包み込み、氷から叶達を守る。 鎖の影から飛鳥が現れた。
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