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「なるほど、叶の仕業か」
視線をやる叶の双眸は蒼く輝いている。それは『アカシック・ゼロ』の発動を意味していた。
視界が一瞬歪む。その理由を仮面の男は一瞬で理解し、跳び退く。
自身がいた場所に炎が飛来し、地面を溶解させた。
「神前霞弥か。そちらから潰すことが得策か」
叶が互いの距離を切り貼りし、仮面の男の目の前に現れた。気が付けば紗耶香と深矢も同じく移動していて、前方と左右から同時にそれぞれの武器が迫っていた。
氷刀もいつの間にか切り離され、手の中には存在しない。
霞弥の放った魔法を囮に叶がやったようだ。
『はあぁぁぁぁっ!!』
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