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霞弥に直撃した拳からさらに雷で構成された槍が放たれ、霞弥を吹き飛ばした。
腹部に槍が突き刺さったまま、霞弥は豪快に出店を砕きながら飛ばされ、『型抜き』と看板に書かれた出店に衝突してようやく止まった。
「霞弥ッ!?」
「──くそっ」
真っ先にそのことに反応したのは深矢だったが、先に叶、紗耶香の二人が仮面の男へ跳んだ。その後方から魔力を溜めた鎖を携えた飛鳥がさらにそれを追う。
前の二人を追い抜き、飛鳥の繰る鎖が仮面の男を襲う。
「氷華睡蓮」
再び仮面の男に氷の刀が現れ、自身へと向かう鎖を断ち切った。
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