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「お久しぶりね、『選別の右手』の担い手。まだそんなところで燻っていたの?」
飛鳥には唐突な言葉と腹部の痛みで声が発せられた方向へと目をやることが精一杯だった。
だが、自身のすぐ傍でにっこりと微笑むアリスを視認出来たその瞬間、それらは消え去った。
「あんたは、涼恭の……!!……っぐぅ」
「こーんなのが刺さってるんだから暴れないの」
そう言いつつも飛鳥から雑に『天雷槍』を引き抜き、握り潰す。
それだけですでに自身とは違う次元の人物だと飛鳥は理解してしまった。
「それに、今は味方よん♪」
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