声、君は戻らず

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声、君は戻らず

離れていく君を見て 静かに後悔するだけの僕 こんなにも愛していた 愛していたのに いったい何が足りなかったのだろうか 出来ることならば 僕の声が枯れるくらいに 君に「好き」と「愛してる」と囁けば良かった でも、僕の幼稚なプライドは それを許さなくて 愛していた。 愛していた。 いつも君だけを見ていた 君はもう戻らない 離れていく君の背中 その肩が僅かに揺れ動いていたのは気のせいだ 気のせいだ もう   戻ることは出来ない。  
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