18人が本棚に入れています
本棚に追加
声、君は戻らず
離れていく君を見て
静かに後悔するだけの僕
こんなにも愛していた
愛していたのに
いったい何が足りなかったのだろうか
出来ることならば
僕の声が枯れるくらいに
君に「好き」と「愛してる」と囁けば良かった
でも、僕の幼稚なプライドは
それを許さなくて
愛していた。
愛していた。
いつも君だけを見ていた
君はもう戻らない
離れていく君の背中
その肩が僅かに揺れ動いていたのは気のせいだ
気のせいだ
もう
戻ることは出来ない。
最初のコメントを投稿しよう!