するならﾊﾞﾚないようにね💕

疑惑

翌朝、朝方に帰ってきた修はぐっすり寝ている。

ﾘﾋﾞﾝｸﾞに行くと、ﾃｰﾌﾞﾙの上にはじゃらんからの郵便物は無かった。
修は自分宛の郵便物を開封した後、いつも出しっ放しで、何処かにしまい込むなんて1度もなかった。

ﾓﾔﾓﾔした気分が強くなる。

良くない事だとは思いつつも、修の鞄の中を見る。

封筒は、内ﾎﾟｹｯﾄの他の紙との間に挟み込むようにしまってあった。

取り出して、中を見る。

【○○温泉××旅館ｶｯﾌﾟﾙﾌﾟﾗﾝ】

胸がぎゅうっと苦しくなる。

…あぁ、やっぱりか。

そう思った。

封筒を同じ場所へ戻し、苦しい気持ちのまま仕事へ出掛けた。