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そんなしょうもないことを考えながら、さっさと制服に着替え俺はリビングに向かった。
リビングのダイニングテーブルの上には、ラップが掛けられた朝ご飯が置いてあった。
そしてその横には一枚のメモ.....
勿論読まずに捨てた。
しろやぎって訳じゃねぇからメモはゴミ箱の中だ。
間違っても俺の腹の中じゃない。
そんな事は置いといて、俺はダイニングテーブルの上のおかずを見てみる。
今日はクロワッサンとコーンスープの様だ。
・・・・・・朝からコーンスープは微妙だと思う。
俺はアイツの頭を疑った。
アイツとは、
俺の双子の兄で幸(サキ)と言う。
因みに、俺達の両親は現在進行形で出張中だ。
父、祐介はドイツのミュンヘン支社に2年前から出張中だ。
母、麗子はフランスの華のパリに父同様2年前から出張中だ。
そんな訳で両親は此処には、否、寧ろ日本にすらいない。
父さん達は妙に過保護な為、今でも時間が空くと電話が掛かってくる。
とりあえず俺はクロワッサンを口に入れてみた。
サクッ。とした歯ざわりがし、まだ少し温かい事がわかった。
って事は幸が家を出たのはついさっきだった様だ。
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