駄菓子を貴方に。

2/2
前へ
/77ページ
次へ
「駄菓子食べたいなー」 「ん? ちょっと待ってろ」 「ホレ」 「わぁっ! うまい棒めんたい味!」 「これぞ埼玉銘菓」 「んまほほほー、おいしいなぁー」 「おいしいだろう、感謝しただろう」 「うん、おにいちゃん、ななこ、なんでもやっちゃうよ」 「その言葉を待っていた……じゃ、肩揉みよろしく」 「えー! そんなのずるいー。私が10円で動くと思うー? 私はそんな安っぽい女じゃなくってよ」 「ほれ」 「きゃー! よっちゃんいかー!」 「で」 「う……いいでしょう、揉みましょう、えぇ揉んでやりますとも!」 「お、サンキュー」 「ふん」 「痛ってえぇぇぇぇ!!!」
/77ページ

最初のコメントを投稿しよう!

140人が本棚に入れています
本棚に追加