美味しい手料理を貴方に。

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「あっつー……」 「そんなときには、冷やし中華だよー」 「おぉ、美味そうだ」 「んー、今日の冷やし中華は会心の出来だよ」 「ほぅ、言ったな? ならば百点とる自信があると?」 「むふふ、今回は新鮮な胡瓜に焼き加減丁度の卵焼き、それにチャーシューも自分で煮込んだんだよー」 「タレは?」 「例の秘伝の奴」 「そりゃあ期待できるなあ」 「でしょー? 早く早く!」 「よーし、頂きまーす!」 「ね、どうどう? 美味しい? 百点? いえーいやったー!」 「0点」 「うええぇ? 何で? どーしてさ?」 「んー、お前なんか見落としてねーか?」 「何でよー、具もタレも美味しいなら完璧……」 「あっ! 麺……」 「なんかもう、頭が痛くなってきた……」 「ねぇ、麺の何処が駄目だったの?」 「お前なぁ……茹で過ぎなの! のびのびなの! べろんべろんなのー!」  「……てへ☆」 「兄チョップ」
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