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「…と、いう夢を見たんだ!!」
登校してすぐ、挨拶も無しに一方的に喋る流鬼。
「うん、ゴメン。もっぺん言って?」
「だから!夢を見たんだ!!」
「そこじゃねーよ!!」
ゴツンっと流鬼の頭が鳴った←
殴ったのは玲汰だ。
さらにベチっという音も流鬼の頭から鳴った←
こっちは麗だ。
「いってぇ…そんな、殴らなくて、も…((涙」
流鬼さん、必死に堪えてます。
「キュン))か…わぃ…」
「萌えー!!」
そっと抱きしめ、頭を撫でる麗。
「痛かっただろ?玲汰を後でタコ殴りにしていいからな?←」
「うん←」
「おいっ!!それより流鬼、もっかい夢の話してみろよ」
「だから!ぉ…俺がロリータ来て笑顔で花畑に座ってだんだよ!!」
「ぶっ!!」
「あははははっ☆」
「笑うなー!」
「ゴメンごめん、でもそれ、多分正夢」
「は!?」
意味が分からず、思わず麗につかみ掛かる。
「流鬼…目が怖いぞ☆((ガタガタ」
回りからクスクス笑いが聞こえてくる。
「なっ…なんだよ!?」
収まるどころか増す声。
戒が涙目になりながら吹き出すのを堪えている←
葵は堪えてすらいない←←
「…~~!?///」
黒板が流鬼の視界に入り、口をぱくぱくさせながら指をさす。
「なんじゃこりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!?」
26HR文化祭での出し物、演劇に決定!
主役の姫は松本流鬼!!
ちなみに反対は認めないぞ☆
このあと、流鬼が白目を向いて倒れたのは言うまでもない。
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