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『貴方が好き。愛してる』
(やっぱええなぁ恋愛小説は)
電車に揺られながら耳にイヤホンをして片手に本を持ちその本に浸っているこの男は忍足侑士
氷帝学園テニス部所属。
千の技を持つ天才と呼ばれている。でも今の状態では天才とはかけはなれて『変態』とでも言おうか。
だって・・・恋愛小説読んでフツーにニヤニヤ笑っていると変態にしか思えない…
一方…
忍足がのっている電車の3車両目のはじっこには友達と仲良く喋っている小さな女の子
忍足とは少し離れた所にいた
ついに電車は駅に着く。
忍足とその女の子達は立ち上がりドアへと向かう
忍足の隣には小さな女の子が立っている
電車が止まると同時に忍足は隣にいたサラリーマンに押されてしまい女の子の方へ転びそうになった
「むきゃっ」
(むきゃっ?)
忍足は下にいた女の子に気付きとっさにかばった
「お嬢ちゃんすまんなぁ」
「いいいえ!へへへ平気ですっ」
「あれ?お嬢ちゃんは氷帝の生徒なん?」
「はい!今年…てか今日入学するんです」
「そうやったんか。入学そうそうケガさせんくて良かったわぁホンマ大丈夫?」
「はい大丈夫です!」
「ほな出よか」
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