もう一度君に・・・

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駅であった幸せな感覚をまだ保ちながら俺は教室に向かった 今日が入学式らしく先生がざわざわしていた 俺は三年だから一年生にあの赤いやつを渡さなくてはいけない 友達の岳人はめんどくせーとか言いながらちょっとはしゃいでいた 「なんやめっちゃ騒いどるやん」 「うるせーうるせー!でも今年のテニス部に誰が入るのかなー」 「さぁなそんなこと俺にかてわからへんわ」 俺と岳人は一階に降りる すると一年生らを仕切ってる奴がいた そう。跡部景吾 「なぁんか凄いなぁ」 「んあ?おう忍足か良いところに来た!こいつら並ばせてくれないか?」 「しゃーないなぁ」 跡部に逆らったって強情すぎてめんどくさいだけだから俺は跡部とバトンタッチする 「なぁ岳人。今年は跡部みたいな奴おらなかったらええわ」 岳人もうなずく 「何か言ったか?アーン?」 「別に何にも」 そう言うと跡部はどこかに行ってしまった ったく唯我独尊なんやからなぁ 「あの・・・」 「ん?」 いきなり声が聞こえてきた周りを見渡しても誰もいない 「下です」 その声は下から聞こえてきた。俺は下を向くとそこには朝会った女の子がいた
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