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ピーポーピーポー
街中にサイレンの音が鳴り響く
遠ざかる記憶の中
店の親父さんの声だけ微かに聞こえた
『大丈夫か?救急車すぐ来るぞ』
気がつくと病院の処置室
またまた俺は救急車の世話になり近くの市民病院に搬送されていた
『あなたは今から緊急の手術をします、これから…』
主治医の説明を聞いたか聞いていなかったか長い眠りについていた
『起きた?わかる?痛くない?』
ベットの隣には奥が涙目でそう俺に問い掛けていた
麻酔の影響か頭の中がボーッとし何も応えられなかった
『今何時?』
と一言
ただ病室の天井を見上げここに至るまでの記憶を振り返っていた
ガチャ
看護婦さんが様子見に
『やっと起きたね、いつまでも寝とっちゃいかんよ!』
( ̄▽ ̄;) えっ?
看護婦さんはそう言い俺を起き上がらせようと身体を抱き抱えた
(☆_☆) ゲッ!
強烈な痛みが身体を襲う
起き上がれそうにない俺を看護婦さんは
(@_@) ア~
俺の身体を手巻き寿司みたいに左右へゴロゴロ
(ノ><)ノ チョト カンゴフサン
停止をしようとする俺を完璧無視…
看護婦さんは
『切ったところがくっつかないように動かしてあげてよ。アンタ可愛い顔して甘やかしちゃイカンでね』
とその肝っ玉かあちゃんらしき看護婦さんは
ア然とした顔の奥にそう言った
(¨;)カシコ カシコマリマシタ…
看護婦さんがいなくなり、俺はそっと手術したところを覗いて見た
Σ( ̄▽ ̄;) ナニコレ?
それは腹筋あたりから〇〇〇の根元まで酔ったイモムシみたいに縫った跡が…
おまけにさっき動かしたおかげで汁がタラタラ噴き出てきてるじゃんかぁ
(T-T)イタイヨ カァチャン
次の日からはムッチャ痛いがなんとか動けるようになる
点滴をぶら下げお散歩へ
そう喫煙だ
(-。-)y-゚゚゚
喫煙室はオーシャンビュー(?)
目の前にはでっかい太平洋がバーンと…
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