1.That is, until I met you

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1.That is, until I met you

 その記憶を思い返す度に、数奇な運命だったと感じる。  彼女との出逢いは、もしかしたら全て性悪な神様が書いたシナリオだったのかもしれない。  それほどに運命的な出逢い。  碧落の空の下。  儚く、淡い君。  俺たちふたりだけの。  玉響の夏が――始まる。
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