偽物渡騎

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扉のまん前にいたのは…大きな目がクリクリとしたかわいい男の子。 「あは。かわいいね。僕馨(かおる)!中等部なんだぁ!よろしくね、雛チャン!」 かっかわいい…! 「よろしくね、馨くん」 私は笑顔で馨くんに笑った。 そして…ニコニコしていた馨くんの顔つきが変わったのを、私は見逃さなかった。
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