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玲「オレさ、好きな奴がいるんだ…」
戒「え?」
正直に言おう。
やっと自分に素直になれたんだ。
オレは流鬼が好きだ、って。
玲「オレこんな性格だし今まで素直になれなかったんだ。」
戒「…うん。」
玲「強く当たったりしたし、本当に申し訳なく思ってる。」
戒「………」
戒くんの顔が見れない。
もしかしたら今物凄く険しい顔をしているかもしれないし、泣いてるかもしれない。
オレの言葉に相づちを打つのをやめたから戒くんの表情が分からない。
玲「でも、好きなんだ…」
戒「―ッ、嬉しいっ」
…え?;
オレがまだ話してるのにも関わらず思い切り抱きついてきた。
え、なんで?
なんかおかしいだろ
今戒くんが喜ぶ様なことあったか?
戒「オレもれいちゃんが好きだよ」
戒くんの言葉に一瞬フリーズする。
・
オレ…も?
ちょっと待て!!!!
勘違いしてねぇか!?
オレは流鬼が好きって言っただけで
戒くんが好きだなんて一言も言ってねぇぞ
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