B'z REVIEW-GYM

1st Mini Album：BAD COMMUNICATION

　
※はシングル収録曲。原曲は当該項参照。

1.BAD COMMUNICATION
ブレイクのきっかけであり、ライブでの演奏回数が最も多い曲の一つである。
ひたすらノリだけを追求したかのようなメロディーラインとデジタル×ロック・ダンスビートは自重しない程度にエロい歌詞を殺さずオブラートに包み込み、「Hey!Hey!」「Wow wow wow～」のコールはただただオーディエンスのシャウトを駆り立てる。
ただ、テレビ初出演映像(B'z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GROLY DAYS- 収録)での稲葉のパフォーマンスは(当時はイカしていたんだろうが)今見ると爆笑モノである。

2.OUT OF THE RAIN -OFF THE LOCK STYLE-
デビューアルバムに収録され、異質なまでのクオリティをまざまざと見せつけていた君を今抱きたい(B'z収録)の英詞アレンジバージョン。
-OFF THE LOCK STYLE-とは名ばかりで、OFF THE LOCKのカラーは微塵も感じられない。1stのカラーを全力でパワーアップさせたような曲である。
デジタル音が格段に増え、テンポがかなり上がったように聴こえる。音の密度が増し、素材の良い曲が更に良くなったという印象を受けるアレンジ。

3.DA･KA･RA･SO･NO･TE･O･HA･NA･SHI･TE -OFF THE LOCK STYLE-
思わずお茶を吹き出すようなタイトルなのは見ての通り。WANNA BE WITHOUT YOUとかGET OUT OF MY WAYとかにすれば良かったのに、と突っ込まずにはいられない。
音の数がやたらと増え、間奏にはラップやハイテンションなセリフが入ったりやたらとギターが弾き倒していたりと楽しみどころは盛り沢山。

総評：ブレイク曲と実験的なリメイク曲……初期のB'zを楽しむにはうってつけの一枚と言える。他のB'z作品とはだいぶカラーの違う作品ではあるが、たまに無性に聴きたくなるタイプのミニアルバムだ。