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6.夜にふられても
疾走感溢れるドライブ・チューン。
サビは多重コーラスで合唱になっており、シンプルなアレンジの割に賑やかな演出がなされている。
スピード感のあるアウトロのギターソロや時代を感じさせる詞の表現に注目。
7.LOVING ALL NIGHT
夜の街をイメージさせるサンプリングから入り英詞のラップで始まる。ダークでヘヴィなダンス・チューン。
ラストサビでは歌に合わせて稲葉が歌詞を呟くのだが、ぶっちゃけ卑猥である。
8.OH! GIRL
B'zには珍しい明るいラブソング。軽い気持ちでナンパした女にいつの間にかのめり込んじまったZE☆という曲。
アルバム中もっともポップな初期の超人気曲で、Pleasureツアーの定番曲である。どれくらい人気かと言うと、アルバム曲でタイアップも無いのにアリーナクラスを埋める観客がサビを大合唱出来るほど。だが、これだけの人気にもかかわらず毎度ベストアルバムに入り損ねているのは誰かの陰謀と考えざるを得ないような気がしなくもない。
ライブでは松本がイントロを途中で止める焦らしプレイがお約束となっている。
9.ROSY
隠れた名曲としてファンの間では知られていそうなSAFETY LOVEを暗くした感じの泣きのミディアムバラード。遠距離恋愛の果てにフラれる男の悲しみを描く。
間奏では松本ソロの99(Thousand Wave収録)を引用しており、「100の内99は君のことばかり考えている」という世界観とリンクしている。
10.OFF THE LOCK
アルバム表題曲で、とても短いインストのような曲。1から始まったこのアルバムの世界観を締める役割を果たす。
初のツアーではオープニングとして登場、ここから始まる最初の曲は1であった。
カラオケでは「B'zで一番点が取りやすい」と評判だったりそうでもなかったりする曲。
総評:ふわふわでフラフラな1stから劇的な変化を遂げ、TMNの延長ではない“B'z”を確立させた名盤。1stに較べると楽曲の質が格段に上がっているので、B'z初心者にはこれを1stとして聴かせるのが良いだろう。嘘も方便である。
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