267人が本棚に入れています
本棚に追加
「いや、だから・・・怪我は大丈夫なの?」
「怪我?・・・もしかして、見た?」
「え・・・?なにを?」
「ううん!なんでもないの!怪我は大丈夫だよ。あ、名前言ってなかったよね。私は柊愛。あなたは・・・賢介くんだよね?」
「そうだけど、何で名前を知ってるの?」
「話すと長くなるんだけど、実は私は未来からやってきた魔法使いなの。だからとりあえずは魔法で名前がわかっちゃったくらいで理解しておいてね。」
彼女はそう言ってにっこりとほほ笑んだ。
あぁ、この娘は何をすっとんきょーなことを言い出すのだろう。
窓ガラスはどうなった。
飛び散った血はどうなった。
そして何故よりにもよってテレビ番組を体操にしていたのだろう。
すべてが謎につつまれていた。
最初のコメントを投稿しよう!