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もちろん魔法やら未来から来ただの信じるわけでもないボクは、テキトーに聞き流してさらに質問を続けた。
「で、その魔法使いさんがボクに何の用?」
「賢介くんの命を未来から守りに来ました。」
「へ?」
ボクは彼女の言ってる意味がわからなかった。
「命って・・?」
「命というのは~。」
「いや、命くらい知ってるよ。ボクが訊きたいのはどうして命が狙われてるようなこ
とを?」
「賢介くんは小さい頃からよく車に轢かれそうになってなかった?」
「まぁ・・・確かに何度か轢かれそうになってたけど。・・・ってなんで知ってる
の?」
「ふふ~ん。」
彼女は得意げに笑った。
「だって魔法使いだもん。」
「あぁ・・・そう。・・・・え~っと・・・。」
ボクはどんな反応をしていいのか困っていると。
「ねぇ、私はこの家に決めました!」
「はぁ?何を決めたって?」
「住むとこー。」
一体なにを言い出すかと思えばこの娘は・・・。
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