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「住むとこって、ボクの家にいきなり飛び込んできて理由もナシに住むなんてわけが
わからないよ!」
「理由ならあるよ!賢介くんの命を守りたいから!」
「で、でももしボクがいいって言ってもお母さんとお父さんが。」
「へへ~ん。それなら大丈夫。魔法使いだもん。」
この娘にはこれしかないのか。
さっきから魔法使いを切り札にしているような気がしてならない。
「とりあえず、よろしくね。賢介くん。」
満面の笑みをボクに向ける彼女。
とりあえずって・・・。
「ぁ・・・よろしく、えっと。」
「愛だよ。」
「ぁ、そうか。愛・・ちゃん?」
「よろしい。」
そういうと彼女はにっこりした。
ほっぺたが柔らかそうだ。
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