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病室の前で深呼吸をしていざ中へ
明るく真っ白な病室のベッドの上で
ナナエは静かに座っていた
病室の壁をノックすると、ふっとこちらを振り返った
前もってサダムが来ることを母親が知らせてくれていたので、
驚かれはしなかった
「あ、昨日の…」
と言って軽く頭を下げてきた
サダムはすでに悲しくなっていた
ほんの二日で他人になってしまった、
このやりとりだけでジワジワと痛感してしまった
、
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