クラス替え

3/5
前へ
/196ページ
次へ
「どーしたの?美冬。いきなりデカイ声だして」 少女、桐嶋みおは1年のときからの美冬の親友だ。 美冬は、貼り紙を見てから言った。 「お、D組。美冬と一緒だ」 「え?あ、ほんとだ」 「今年もよろしくねー。で…」 みおは美冬を見てニヤリと意地の悪い笑顔を見せた。 「ふーん。恭太も一緒かぁ」 ギクッ みおの言葉に、美冬は明らかに反応を見せた。 「ふふふふふ… 良かったねえ」 そう、美冬には好きな人がいる。去年はクラスが違ったが、奇跡的に今年はクラスが一緒になった。
/196ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2563人が本棚に入れています
本棚に追加