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美冬は、通学に電車を使っている。
いつもと同じように電車に乗り込むと、友達の坂本真由の姿があった。
「真由、おはよ」
「あ、美冬。おはよー」
美冬は、真由の隣に腰をおろした。
すると、真由が小声で話しかけてきた。
「ねぇ、ぅちらの前に座ってる男の子、めっちゃ可愛くない?」
その言葉に、前を見る。 そこには、真由の言うとおり男の子が座っていた。
さらさらの長めの髪は日の光で茶色っぽく輝き、いい感じに立っている。
か… 可愛い///
それはもう半端ない可愛さだった。
心の声が口にでていたらしく、真由は「でしょー」と自分の事でもないのになぜか誇らしげだった。
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