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レイミーの表情に困惑の色が映る。
先ほど生まれたばかりの我が子の異変に、二人は驚愕した。
「これは…………………………魔霊石?──ぁっ…」
口にしたのは召使い。
それに反応した二人は一緒にその召使いを見た。
召使い自身も口にした言葉に動揺しながら、勢いよく二人に謝った。
「も、申し訳…大変申し訳ございません!!」
「…………」
「…い、いいのよ…?……でも、これは…」
「魔石だ、きっと…いや間違いなく」
「ダリア、まだそうと決まった訳じゃ…」
「私は前に見たことがあるんだ、これは…魔石だ」
ダリアの断言に皆は凍り付いたように固まった。
悲しみの表情を浮かべた者もいれば、恐怖の表情をした者もいる。
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