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『オッサンじゃない所長だ
でも馨ちゃん…
可愛いから許す♪』
飛び付こうとする所長
それを軽々しく交わす馨
『んあ?なんつった?
もういっぺんゆうてみぃ?』
馨の後ろには虎が見えた
『馨…やめろや』
空手チョップが馨の頭に
振り落ちた
『ねぇちゃん…』
『んでなに?』
梓が再びキレ口調になる
『ほんの冗談だよι
そんな毛嫌いしないでさ~
お給料も出すから』
給料!?
一気に目の色が変わる
子どもたち……
渡された書類に目を通す…
給料の額は半端なかった…
1ヶ月の給料で
一生暮らせるんじゃないか
と言う額だった……
『最高じゃん』
馨の機嫌は直ったようだ
『ただし条件付き
命の保証は出来ない
この事件を解決してほしい』
急に真面目になった所長に
息をのんだ
渡されたファイルには
極秘と書かれていた
『これは…?』
黒い髪の子が口を開いた
コレが子どもたちの最初の
事件だった……
ファイルに隠された
内容とは一体なんなのか……
『…やるしかねぇか』
『ねぇちゃんやんの?』
『拓也あ~
金が貰えるんだぞ?』
『それが目当てかよΣ
考えることは一緒だな』
『馨てば……』
『バカみたい…』
えぇえぇぇ!?
椿の一言に一同唖然…
『とにかく早急に頼む』
そう言い残し村井刑事と
ロリコン所長は部屋を出た
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