881人が本棚に入れています
本棚に追加
『俺は結婚も十分考えて付き合ってきたつもりだ…鞠子だってそうだろ?』彼、中田淳はイライラした顔で私に言った
『勿論そのつもりよ。今も気持ちは変わってないし…』
『だったら仕事仕事でドタキャンしたり、親父にまみれて接待とかって、俺はもううんざりなんだ』彼はかなり怒っている
『ごめんなさい…でもそれがなかったら仕事もできなくなるし…』
『そんなに仕事が大事か』
『…淳が辞めろって言うなら私…』
『今、鞠子が仕事辞めても俺はもう鞠子には気持ちないよ。結婚もだ!別れよう』
『そんな…急に』
『急じゃない!何度か俺はそんな話し匂わせてきた。鞠子は仕事の事でまともに俺の話しも聞いてなかったんだよ…終わりだ』淳は私を残し、席をたった…彼はコーヒーに口もつけてなかった
最初のコメントを投稿しよう!