第1章~その名はクッキー~

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『ぐあっ……!?』  因みに、アジェッタの部屋は学生寮の三階だ。  男は空中で何回転もしながら確信した。 アジェッタが言っていた“嵐”とは、あのニールという女のことだ。  きっとアジェッタに近づく者(特に男性)達は“こうやって”追い払ってきたのだ。  どおりでアジェッタに友達が出来ないわけだ。 あんな恐い先輩がいたんじゃ、誰もアジェッタに近寄ろうなんて思わないだろう。
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