第1章~その名はクッキー~

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 それにしても、俺が空中に投げ出されてからもう何回転したのだろうか? 何だか、時間の流れがゆっくりに感じられる。 『あ』  男は一瞬だけ東ゲートを視界に捉えた。  そういえば、さっきアジェッタの魔術を喰らった時、何か思い出したような気がする。 確か……、 『……何だっけ?』  まもなくして、男は頭から地面に落下して激突した。    
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