169人が本棚に入れています
本棚に追加
『そういえば、俺はいつ学園に入学するんだ?』
『明日からじゃ』
『なん……だと!?』
まるで今思いついたような学園長の返事に、クッキーは驚愕した。
『魔術は詳しくないんだが』
『大丈夫大丈夫、出来る出来る、気持ちの問題じゃ。徹夜で勉強すれば充分追いつくじゃろ』
なんて無責任なんだ。
『それじゃ、わしはそろそろ戻るぞい』
学園長はスタスタと部屋から出て行ってしまった。
『頑張ろうね、クッキー』
『あぁ……』
この先、学園で生活して無事に卒業できるのか、クッキーは不安で不安でたまらなかった。
最初のコメントを投稿しよう!