169人が本棚に入れています
本棚に追加
『おじいちゃ~ん。クッキー連れてきたよ~』
アジェッタは扉をノックして学園長の返事を待った。
『……おぉ、わざわざすまんのう、アジェッタ。そろそろ授業が始まる時間じゃし、お主は先に教室に行っといてくれ』
『うん、分かった。じゃ、また後でね、クッキー』
そう言ってアジェッタは一年の教室に向かっていった。
アジェッタを見送ってから、クッキーは学園長室に入った。
『で、俺に何の……』
そこでまたクッキーは足を止めてしまった。
なんせ部屋の中には、学園長の座る机を取り囲むかのように、イミフなポーズをした学園長銅像×4が置いてあったのだから。
『……用だ?』
ウザさ四倍の銅像共を魔術でふっ飛ばしたくなったが、クッキーは何とかその衝動を抑えて学園長に尋ねる。
最初のコメントを投稿しよう!