高校2年の春

4/5
前へ
/82ページ
次へ
実はこれだけではない。 「裕介ちゃんおはよう。」 「おはよう。おばあちゃん。」 といっても自分のおばあちゃんじゃないんだが。 簡単に言えば家庭菜園でみのりを楽しんでいる人かなぁ。 ここではいつも……………。 「今日は美味しそうなトマトがたっくさんとれたからひとつお食べ。」 実はここの野菜はおばあちゃんが化学肥料を使わないものなので手間がかかっているのだがいつもひとつなにかをくれる。 「いつもごめんね。」 と僕が言うと 「なにいってんだい。私はあんたが挨拶したりしてくれているこの時間が何より楽しいのよ。まぁ簡単に言うと生き甲斐みたいな感じかなぁ。」 「おばあちゃん。」 「それにまぁこんなにできても食べられないからねぇ。」 「まぁ確かに……。」 実はおばあちゃんの家はその土地の半分であり後半分は菜園でになっているからだ。 「まぁ今日も話してくれてありがとね。」 「僕も楽しかったよ。またあしたね~。」 といった状態だ。
/82ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加