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夕貴「………」
泰子「………」
私たちは、しばらく言葉を失った…
声を出したのは、泰子
泰子「ねぇ?何故ゆうちゃんの名字が、笹本なの?」
夕貴「続けてくれ…」
泰子「うん…」
泰子「ちょっと待って…この日記の内容からすると…おじさまは、ゆうちゃんと血が繋がってないんじゃ…」
夕貴「血が繋がってないのは知ってたさ!親父とかぁちゃんが結婚したのは俺が9歳か10歳の頃だったから、よく覚えてるよ。でも、こんなことがあったなんて知らなかった………
」
泰子「そうだったんだね…本当の親子みたいだから、気付かなかった」
私は少し勘に触った。
夕貴「本当の親子さ!…オヤジの息子なんだ!」
泰子「ごめん…言い方が悪かったね…」
夕貴「ごめん…俺も言い過ぎた。オヤジの息子は俺一人なんだ…感謝してるんだ。」
泰子「うん!分かってるよ!じゃあ、つつぎ読むね!」
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