母の死

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私は、現在29歳の男。名前は白井夕貴(シライ ユウキ) 職業は、医師である…大学病院に常勤していたが… 一昨年…私に転機が訪れた。 母が病気になったのだ… そして母の死……… 私は医師として… 何をできただろう… そう…何もできなかった…ただ、母を見てるだけ… 母「夕貴(o^-^o)・健次さん・私はいつでも貴方たちの味方よ!」 父(健太)と、不安げな私の手を、しっかり握り締め、母はそう言った…… そう言って微笑んだ… 母は、最期の力を振り絞って言ったんだ… 私は医者…………死の現場に、幾度となく立ち会ってきたこの医者が… 母の病状にアタフタして…涙を流すことしかできない… 私は母に何をしてあげられただろう… 私は母にどんな言葉をかければいいんだろう… その時、父は微笑みながらこう言った… 「ちなみ(o^-^o)ありがとう!これからもずっと俺と夕貴の味方でいてくれ!他には何もいらない…ちなみだけでいいんだm(__)m」 私はただ×2涙が止まらなかった… 私は医者…母を助けられない無能な医者… 一ヶ月後、私は辞表を出した… だって… 私は医者じゃない… 母を助けられなかったから…
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