穏やかな日々

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7月3日 私と夕貴は、週に3かい程、学校へ夫を迎えに行くのがいつしか日課になっていた。 野球グランドの前に車を止め、夫を待つ間、白井くん達が夕貴を相手してくれる… 今日もその日だ。 白井「こんにちは~!」 いつも決まって夕貴の前に、どこからともなく現れる… ちなみ「こんにちは!今日は練習なの?」 白井「4月から3年だから、練習は自主なんです!夕貴に会うのが楽しみで(o^-^o)」 ちなみ「いつもありがとう(o^-^o) 夕貴!バットとボール買ってきたから!」 とプラスチックのオモチャのバットと、ボールを渡すと… 夕貴「わ~~い!ありがとう!」 ちなみ「大事に無くさないよ……」 と言う途中で… 夕貴「白井くん~~!投げてぇ~!」 ちなみ「(-_-;)……」 白井「(^_^;)夕貴!じゃあ投げるぞ~いいか~?!」 ちなみ「(^_-)」 そんなこんなで、白井くんは私の唯一の話し相手になっていた… ちなみ「3年ということは、今年卒業なんだね!進路は決まったの?!」 白井「まだ決まってなくて!」 ちなみ「就職するの?!」 白井「いえ~進学しますよ!受かればの話しですけど(^_^;)」
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