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「星」
「なんだ?」
思い切って訊いてみることにした。
「星は……雪の下には、何が、埋まっていると……思う?」
問いを口にしてから思ったが……星瞬なら何と答えるだろうか?とても気になった。
問われた星瞬は最初面食らった顔をし、それから何か思い出した顔になり、最終的に──
「な、なんでそんなこと、い、いきなり……」
何故か取り乱していた。
「……思い出した、から」
星瞬の反応は良くわからないが、とりあえず素直に答えた。
「そ、そう……」
「星も何か……思い出が、あるの?」
「あー……おう」
腹をくくったのか大人しく認めた。しかし……何故こんな、追い詰められたみたいなのだろう?
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