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「何をしているんですかね。俺のベッドで。」
御崎さんは頭を抑えながらベッド中にいる私を見た。
数ヶ月前、御崎さんと運命的な出会いをして、紆余曲折あったけどやっと恋人と呼べる関係になったはずなんだけど・・・。
「エヘッ。」
「『エヘッ』じゃねえよ、早く出ろ。」
「酷いです~、私がせっかく勇気を振り絞って・・・」
「ああ、そんな勇気はいりません。」
「だって恋人同士は一緒のベッドで寝るんだって聞きました。」
「誰に聞いたんですか?」
「香さんです。」
「あいつ~。」
恋人同士になったのが一週間前、でも今までの関係と何も変わらない気がする。
私にはそれがちょっと不満だ。
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