キミ、出会い

11/17
前へ
/17ページ
次へ
「えと…寒藤先輩?」 「そうだよー!はいっ、鍵貸して」 あたしは寒藤先輩の掌に鍵を置いた。 「ほっ!」 寒藤はいきなりぴょーんと跳び上がって、悠々と鍵を出っ張りに引っ掛けた。 「はい、終了ー」 「す、凄いです!」 「そんなことないよー、昨日机壊したのあたしだから、お詫び的な?」 ふわりと笑った寒藤先輩の笑顔は優しかった。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加