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「その箱は中へ運べ」
運搬用の港は運ばれた荷物でいっぱいだった。そのなかで一つの木箱が内部へ運ばれていった。箱が人気のない場所へ置かれ二人の作業員は港へ戻っていった。そして木箱の中からスネークが顔を出した。
「こちらスネーク、予定通り入口付近に到着した」
「わかった。じゃあまず前の扉から侵入してくれ」
素早くオペレーター(拳銃)を引き抜き中へ侵入する。監視カメラなどはなくすんなり入れた。角を曲がると人気がしたので素早く横にあった扉に入る。
「!?」
そこにはヒモでぐるぐるまきに去れていて下着姿で気絶している男二人がいた。
「やっぱりだだっ広いな」次元が呟いた。彼らは気絶させた隊員二人の服を着て基地を歩き回っていた。もう30分歩いているのに目的に到達するための階段もエレベーターもない。どうもおかしい。すると後ろで何かが動いた。
「!?走れ次元!!」
「何!?」
後ろを見ると彼らが通っていた通路がなくなり壁ができていた。そしてその壁が彼らに迫ってきた。そして前からも。
「上だ!?」
すぐに上のダクトによじ登った。
「お前セキュリティは全部チェックしてたんじゃないのか!?」
「あんなもんセキュリティリストに入ってねぇ」
腕に取り付けた小型のPCの画面をみる。
「まさかわざとセキュリティリストに入れてなかったのか?」
ルパンは疑問を覚えた。
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