第一章

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「ぢゃあ、それゎ次回って事で。てゅうか、酒もうないんだけど?」   アキが空のビールを振りながら言った。   「あたし買ってくるよ!」ユリが立ち上がると、「俺もいくよ。」とケンジが立ち上がった。 二人きりになれる。 ユリゎ嬉しくなった。   運転ゎケンジがすることになった。   「アイツんちコンビニ遠いから、不便だよな。」 ケンジが言った。   「アハハだよねぇ、引っ越すべきぢゃない?」 ユリが笑った。   ふと、ケンジが脇道に入った。 「あれ?どこに行くの?」   「小便!」  ケンジが前をみたまま言った。   ひとけのない、海沿いの道に車がとまった。   「ちょっと待ってて!」 ケンジが車を降りて暗がりに消えた。
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