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「自己紹介が遅れたね。
私の名前は田代泉(タシロ イズミ)、
この病院の院長してるよ。よろしくね!」
よろしくってなんだよ。
「早く君の名前も教えてよ」
正直教えたくないが、い・ち・お・う命を救って貰ったので教えることにした。
「俺は山内智。高1」
「む~、そっけないなぁ。せっかく生きてたのに・・」
もとはといえば、あんたがこんな顔にしたのがいけないんだよ。
「そんなことより、俺の声が変なんだけど」
「変?」
「なんか・・・声高くなってるっていうか女っぽい声に・・
-って、まさか・・・」
俺は田代を睨んだ。
「あははは・・シラナイナァ。ソンナコト・・・」
あきらかに目が泳いでいる。
「てめぇぇぇぇぇぇ!!そんなに俺を実験体にしたいのかぁぁぁ!?」
「実験体だなんて人聞きの悪い・・私はただ、山内君を・・・」
「俺を?」
「真の女の子にしたいだけだよ!!」
「結局そうじゃねーか!!??」
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