学校生活!!

6/8
前へ
/192ページ
次へ
「私、ハルに校舎案内してるから次の授業の準備、しといてもらっていいかな?」 「あ、はい・・」 真島奈緒は教室に向かっていった。 「じゃ、行こっか」 「う、うん」 彩音の口元がゆがんでいるように見えたが、気のせいだろう。 ・・・・・・・ 「・・-で、ここが保健室。これで全部回ったかな」 「ありがとう、彩音」 「どういたしまして」 「彩音~!!」 向こう側から女子が走ってきた。 制服はヨレヨレで、髪は染めていて化粧もしていて、彩音とはまったく正反対だった。俺に気づいたらしく、話しかけてきた。 「あんた、誰?」 「この子は塚本ハル。今日私のクラスに編入してきたの」 「ふーん。あ、彩音あの事なんだけど・・・」 「うん、待って。・・・ハル、先教室に戻っててくれる?」 「うん、分かった」 俺は教室に向かった。彩音はアイツと何の話をしているのか少し気になるが。
/192ページ

最初のコメントを投稿しよう!

978人が本棚に入れています
本棚に追加