異変の朝

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「あは、あははは・・・なんだよ、コレ」 何回も瞬きを繰り返しても鏡の中には異形な自分が写っている。 フルフルと震える手で耳に触ると毛が生えた作り物ではない手触り。 尻尾を触ればフワフワとした感触。 「ありえない・・・・」 とりあえず尻尾を取ろうとギュッ引っ張る。 「い゙ッ!痛ってぇー!!」 途端、尻の辺りを激痛が走った。 「何これ?どうなってんの?」 尻尾は取れず、少しでも引っ張れば痛みが走る。
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