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「あ、君学級委員だったんだ」
「多分それで呼ばれたんだと思うんだけど、知らんかったんかい。ひどいなっ」
彼女は吹き出して笑ってから言う。
「先生来たら言っててよ、何の用か知らないけどこんなところで待ってるほど暇じゃないから部屋まで来てって」
「…………」
しばらくしてから彼女はぼくの沈黙の意味に気付き、慌てて訂正する。
「違うよっ!こんなところって言うのは言葉のあやでっ!返し文句って言うか口車に乗せられたっていうかっ!君といるのが退屈だってわけじゃなくて――――――なんかごめんっ!!」
そう叫んで彼女は部屋を飛び出した。
…………。
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