第一章 仕事女

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3  「お待たせしました。紅茶でございます」  「今、手が放せなくて。そこに置いといてくれますかしら」  「かしこまりました」  トーマスはそういうと、パソコンとは反対側の場所に紅茶を置きました。  「ありがとう」  女はそういうと、また、パソコンの方に目を向け、せっせと、仕事をしていました。  「ごゆっくり」  トーマスはその様子を気にすることなく、また、店の奥へと消えていきました。
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