past story

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ああ、そういえば 別れて泣きながら廊下歩いてたら栄太くんがビックリしてあたしの方に走ってきて 「…由花どーしたんだよ」 って優しく声をかけてくれた。 「あ、あたし…素直になれなかった…樹のこと、すきなのに…大好きなのに…うわぁんっ」 泣いていてまともに話せない 「…わかったわかった。大丈夫だから。素直になれなかったのはちょっと残念だな?」 子犬を触るように なでなでと頭を撫でてくれた …そのときは栄太くんが こんなに良いヤツなんて知らなかった。 でも、栄太くんのこと 好きになれなかった。 _
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